図書館情報交流会 in 埼玉(2020年1月24日)開催報告
図書館とSNS ~その活用とセキュリティ~
埼玉県立図書館が、埼玉県内の公共図書館職員の方を対象に開催している研修の一環として、図書館サービス向上委員会共催で情報交流会を実施しました。本イベントでは「図書館 とSNS ~その活用とセキュリティ~」をテーマに、3つの講演を行いました。その時の模様をお伝えいたします。
プログラム
13:30 受付
14:00 開会のご挨拶
14:05 図書館におけるICTの現状
14:35 飯能市立図書館でのSNS活用事例
15:05 SNSセキュリティ対策について
15:55 休憩
16:05 質疑応答
16:30 閉会のご挨拶
図書館におけるICTの現状
図書館サービス向上委員会委員長
山崎 博樹 氏
ICTを活用した図書館サービスとして
全文検索、VRを活用した資料提供、利用分析(BI)、API、デジタルアーカイブ、SNSを挙げ、それぞれの現状と位置づけ、図書館で活用する際のポイントについてお話いただきました。
飯能市立図書館でのSNS活用事例
飯能市立図書館長
柳戸 信吾 氏
飯能市立図書館のSNSを活用した情報発信について事例発表いただきました。
飯能市立図書館では、展示や事業の案内・開催報告から日々の出来事まで、幅広い情報発信をすることで地域住民に図書館をより身近に感じてもらうための工夫をしている他、現場職員全員がSNSを活用できる体制を整えていることなどを紹介いただきました。
SNSセキュリティ対策について
株式会社富士通マーケティング
藤田 和重 氏
SNSの特性や利便性、セキュリティ管理者が持つべき視点、SNS統制に向けた実践的な指導ポイント等、現場の図書館職員がSNSを活用していくための注意点や指導法について講演いただきました。
質疑応答
講師3名による講演を受け、各演題の内容についての質疑応答がありました。民間団体のデジタルアーカイブとの差別化、図書館でのSNS更新頻度、日本のSNS統制についての教育の遅れなどが話題に上がり、講師らによる意見交換が行われました。
情報交流会の終了後、希望者は、2019年5月に新館オープンしたさいたま市立大宮図書館を見学しました。