事務局員が第68回北日本図書館大会に参加しました

第68回北日本図書館大会に参加しました

2017年6月15日~6月16日にかけて、第68北日本図書館大会が開催され、図書館サービス向上委員会の事務局員が参加して来ましたので、簡単に内容をご紹介します。
今回の大会テーマは、「住民に寄り添う身近な図書館であるために」。
住民に焦点を当てた図書館や、図書館サービスについての講演や発表が行われました。

第68回北日本図書館大会資料投影
いわて県民情報交流センター「アイーナ」外観
会場:いわて県民情報交流センター「アイーナ」

基調講演

猪谷千香氏「これからの図書館とまちづくり」

基調講演では、猪谷氏がこれまでに訪問された図書館についてご紹介されました。

紹介されていた図書館

事例発表

  1. 「五所川原市立図書館バリアフリーサービスについて」 
    青森県・五所川原市立図書館/主任 長尾直美氏
      
    職員が青森県点訳・音訳奉仕員養成講習会を受講するほか、
    一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業としてバリアフリーサービスを推進している。
  2. 「地域と協働・連携する図書館活動」
    秋田県・能代市立図書館/館長 大友 立 氏

    雑誌スポンサー制度の拡大に力を入れている。
    市の条例に則り、図書館からの働きかけによって制度を拡大している。
  3. 「あらゆる世代や対象に向けた多彩なイベントの展開 -住民ニーズを求めて-」
    岩手県・奥州市立前沢図書館(奥州市立図書館のHPにリンクします)/館長補佐 佐藤 多美子 氏
      
    規模は小さい図書館だが、館長の強い意志により多数のイベントを実施している。
  4. 「小野町ふるさと文化の館の図書館サービス ~図書館を利用するすべての人のために~」
    福島県・小野町ふるさと文化の館/副主幹兼司書兼学芸員 籠田 まき子 氏

    平成27年12月9日に「図書館と新聞に親しむ条例」が制定された。
    これにより、図書館での事業提案に対する各所の理解が深まった。
  5. 「みんなでつくる・みんなでまなぶ・みんなでつなぐ ~図書館講座とまちライブラリー~」
    岩手県・雫石町教育委員会事務局生涯学習課(雫石町立図書館)/主査 高八卦 喜子 氏

    町全体の子どもたちを集めたおはなし会に高校生が読み手として参加するなど、
    未来のボランティアの育成に力を入れている。

各図書館の事例発表に対し、参加者からはさまざまな質問が寄せられ、事例発表の内容はより濃いものとなりました。