オガールEXPO2017が開催されました
オガールEXPO2017
2017年4月18日 紫波町情報交流館にて、「オガールEXPO2017」が開催されました。
オガールEXPOとは、紫波町公民連携室が主催しているイベントで、オガールセンター内の施設整備が完了したことを受けて、オガールの各施設が紫波町の発展に寄与する施設になることを祈念する目的で行われました。
オガールプロジェクトに関与された方々によるシンポジウムや、 紫波町情報交流館で開催されている教室・講座の作品展示、紫波町内で販売されている人気スイーツの販売を行うなど、盛りだくさんの内容となっており、非常に盛況でした。
シンポジウム『つながる図書館×みらいの図書館』
シンポジウム『つながる図書館×みらいの図書館』では、 多種多様な分野のパネラーから、紫波町図書館のこれまでの取り組みをメインテーマに、これからの図書館の在り方について、多くの意見が出されました。
このシンポジウムが始まるまでは、紫波町図書館がLibrary of the Yearを受賞したことで、紫波町図書館が一つのゴールに到達したというお祝いの言葉やお話が多く出されるだろうと考えておりました。しかし、紫波町図書館にとってはこれからがまさに始まりであり、これからの取り組みこそが非常に大切なものになっていくというお話を受け、紫波町図書館の取り組みをさらに注視していく必要があることを実感いたしました。
シンポジウムで出された意見を、以下にご紹介いたします。
工藤 巧氏(紫波町図書館館長)
「紫波町図書館のテーマは『連携をつくる』です。地域のイベントを図書館で取り上げる、図書館が農業支援を積極的に行う、司書が コミュニケーションをつくる。人と人とのつながりを大切にしています」
猪谷 千香氏(ジャーナリスト)
「オガールプロジェクトに携わった方々1人1人が、とても濃いというか、すごい人ばかりです。もしオガールプロジェクトが映画になったら、 キャスト選びに非常に難儀すると思います」
清水 義次氏(建設コンサルタント)
「図書館は、ユニークな面を持つことができます。言い換えれば、地域一つ一つの特徴に寄り添った、唯一無二なものになれる可能性を秘めています」
岡本 真氏(編集者、コンサルタント)
「オガールプロジェクトで一躍有名になった紫波町には責任があります。それは『紫波町を真似すればいいというわけではない』ということを、外部に伝えていくことです」
紫波町図書館展示「オガールスタート」の様子
オガールEXPO開催に伴い、紫波町図書館内にはオガール地区の人々の声を展示したり、まちづくりに関する本を集めた展示コーナー「オガールスタート」が設けられていました。(2017.04.1~2017.04.27まで開催)
展示作成者の吉田めぐみさんから、コメントをいただきました。
紫波町図書館は、場所柄、オガールエリアのテナントの皆様とつながる機会をいただくことがあります。そのたび感じることは、ここで働く方々は、オガールや紫波町が好きで、オガールを盛り上げることが紫波町の発展につながるという意識を持っている、ということです。
今回の企画展示では、皆さんの思いをオガールエリアを利用する皆様に紹介したいと考え、見せ方を工夫してみました。
写真で魅力を伝えるという点で苦労しましたが、テナントの皆様には快く取材を受けてくださっただけでなく、それぞれのテナントのお客様に図書館の展示の宣伝をしてくださったりと、たくさん協力していただいて本当にありがたかったです。
一般企画展示「オガールスタート」は展示終了していますが、紫波町図書館では引き続き楽しい展示コーナーを設けているそうです。紫波町図書館ホームページでもその様子がうかがえますので、遠方でなかなか足を運べない方も是非ご覧ください。