基本的な用語

レフェラルサービス

利用者の求める質問に対して、図書館にない情報や人を紹介するサービス。

レファレンスサービス

利用者と資料や情報を結びつけるためのサービスのこと。

利用者が必要とする資料や情報などの検索の援助を行い、回答までのサポートを行うサービス。

閉架(ヘイカ)

開架の対語で、利用者が資料を自由に手に取ることができない状態をいう。

関連ページ:図書館用語集「開架」

パスファインダー

特定のテーマに関する情報を探すための手がかりとなる資料やウェブサイト等を簡潔にまとめたガイドのこと。

白書(ハクショ)

政府が発表する公式報告書のこと。

配架・排架(ハイカ)

図書館の資料を請求記号に従って書架に並べること。

関連ページ:図書館用語集「請求記号」

日本十進分類法(ニホンジッシンブンルイホウ)

日本における標準的な図書分類法で、内容の主題別に0から9までの数字を割り振り、
その中でさらに0から9まで分類される。
略称はNDC(Nippon Decimal Classification)。
図書館の分類も日本十進分類法に基づいている。

相互貸借(ソウゴタイシャク)

ILLとも呼ばれ、図書館同士で資料の貸借を行うこと。

関連ページ:「ILL」

総合目録(ソウゴウモクロク)

複数の図書館の書誌や所蔵情報を収録した目録のこと。

関連ページ:図書館用語集「横断検索」

選書(センショ)

図書館に所蔵しておく資料を選定すること。図書選択と呼ばれる場合もある。

関連ページ:図書館用語集「見計らい」

選書絶版(ゼッパン)

ある本が品切れとなり、増刷・再販されないこと。

欠号(ケツゴウ)

雑誌などの中で一部が欠けていること。また、欠けた状態のこと。

改訂版(カイテイバン)

既に出版されている図書の内容や字句の誤りを修正したり、新しい資料を付加して出した版の図書。ること。また、欠けた状態のこと。

開架(カイカ)

図書館内で利用者が自由に資料を手に取れる状態のことをいう。
また、その書架のことを「開架書架」という。

オンライン閲覧目録(オンラインエツランモクロク)

コンピュータで資料を検索できるように構成された目録データベースのこと。
関連ワード「OPAC」(Online Public Access Catalog)

延滞(エンタイ)

図書館で借りた資料を貸出期間内に返却しないことをいう。

閲覧(エツラン)

書物や書類などを調べたり、読むこと。
一般的に図書館では、資料を館外へ持ち出すことを貸出といい、
館外への持ち出しが禁止されている資料は、館内閲覧を利用する。

引用(インヨウ)

他人の著作物の一部などを自分の著作物の中で使用すること。その場合は引用元を明示しなければならない。

背ラベル(セラベル)

請求記号を記載したシールで、図書館の蔵書の背表紙に貼るもの。一般に、背表紙の下部に貼ることが多い。代表的な背ラベルの種類は、一段ラベル、二段ラベル、三段ラベルの三種である。

QA集 背ラベル 一段ラベル記載できる情報量は少ないが、コンパクトで貼りやすい
QA集 背ラベル 二段ラベル一段ラベルよりも多く情報が記載でき、三段ラベルよりもコンパクト。
QA集 背ラベル 三段ラベルそれぞれの段に分類番号・図書記号(著者名,巻数)を入れることができ、分かりやすい

図書記号(トショキゴウ)

文字や数字などで表され、分類番号とともに請求記号を構成するもの。

Ex.)夏目漱石→ナ,ナツ J.K.ローリング→ロ,ロリ

分類番号(ブンルイバンゴウ)

分類項目を簡潔に示す符号。文献や資料の主題を表すとともに、図書記号と組み合わせることで、資料の配架場所を示すことができる。

Ex.)159→人生訓、教訓 596→食品、料理 913.6→近代日本文学 など

標目(ヒョウモク)

検索のために、タイトルや著者名からとるキーワード。

関連ページ: 図書館用語集 「件名」

統一書名(トウイツショメイ)

いくつかの異なった書名で出版されている一定著作について、一つに統一した形の書名。

例えば「大鏡」「平家物語」など。著者が明確でないもの。

横断検索(オウダンケンサク)

総合目録の一種。各県内市町村の図書館の蔵書を検索する場合、全国の図書館の蔵書を横断的に検索すること。

製本所蔵(セイホンショゾウ)

ばら雑誌を束ねて1冊の図書にして作成された所蔵。

件名(ケンメイ)

資料の主題や概念を言葉で表したもの。
件名標目ともいい、基本件名標目(BSH/Basic Subject Headings)で統制されている。

一般件名とは資料に書かれている内容から抽出されるもので、

個人件名は資料に登場する人物の事である。

関連ページ: 図書館用語集 「標目」

内容細目(ナイヨウサイモク)

ミュージックCDなどの曲名、作曲者、作詞者、編曲者などの情報。本の場合は目次等。

MARC(マーク)

MAchine Readable Cataloging.(機械可読式目録)
コンピュータが読める形式で作成された目録情報。
JAPANマーク、高菜マークがある。

巻号/巻次(カンゴウ/カンジ)

上巻、下巻。1巻、2巻。

日経ビジネス 2015 2.2、 2015 3.2・・。

蔵書(ゾウショ)

本を所蔵していること(蔵書点検)。

関連ページ: 図書館用語集 「曝書」

所蔵(ショゾウ)

本や雑誌の物理単位の情報。書誌はあるが所蔵していないという事がある。

関連ページ:初心者のための図書館Q&A「書誌、所蔵、目録」

請求記号(セイキュウキゴウ)

本や雑誌を区別するための情報です。物理単位ではない。書誌は世界にひとつです。

関連ページ:初心者のための図書館Q&A「書誌、所蔵、目録」

表す記号。分類番号、図書記号などからなる。

書誌(ショシ)

本や雑誌を区別するための情報です。物理単位ではない。書誌は世界にひとつです。

関連ページ:初心者のための図書館Q&A「書誌、所蔵、目録」

分かち(ワカチ)

目録を作成するときに、語と語の間に空白をおいて分割すること。

人名典拠(ジンメイテンキョ)

本名でもペンネームでも同一人物とする技術。

関連: 図書館用語集 「典拠コントロール」

収書(シュウショ)

本の発注や受入処理の事。

司書(シショ)

本の発注図書館法4条に定める文部科学省認定資格(図書館司書)。図書館の専門的な事務に従事する人。
学校司書は学校図書館法6条、司書教諭は学校図書館法5条に定められている。